とても悲しいニュースです。ロシア語通訳であり、作家の米原万里さんがお亡くなりになったとさっき知りました。まだ56歳、ショックで思わず声を上げてしまいました。ロシア好きのノッチから借りた『旅行者の朝食』、この一冊でたちまちファンとなってエッセイを愛読してきました。日常のささやかな喜び(お菓子とか!)、通訳業を通して体験するびっくりな出来事、ロシアの暮らし、ロシア人気質…。日々出会うさまざまなことを愛情のあるまなざしで描かれていて、笑ったり感心したり。ロシアや中欧をとても身近に感じました。知的な方だけど、気取りがなくざっくばらんで、自分自身に正直に生きてはるな、素敵やなあと思っていました。尊敬する女性の一人だったので、とても残念です。いつかお会いしたかった。静かに読み返してみようと思います。(orange99)