須田悦弘『睡蓮』

ようやっと国立国際美術館「三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」展へ。
作家3名の作品は過去にも観たことがあったので興味津々、なのに!
6月からやってたのに終了間際になるとは…いつものことながらだめだなあ。

さて、最初の部屋は今村源さんの作品。
プロペラのない扇風機、時計だけ動いてる冷蔵庫、水玉にくり抜かれたやかん。
実生活では役に立たなくなったものたちが、
違うカタチで命を宿していて、クスッと笑えました。
次は、伊藤存さん。
刺繍で表現する作品は色遣いもお洒落で、一見するとファッションデザインみたい。
だけどそこにあるのは空想というか妄想というか、リアルな現実というか。
絵画で表現するのと、また違う世界が生まれるのが不思議。

最後は、須田悦弘さん。
植物を本物さながらに木彫でつくり、展示する空間にまでこだわった作品。
直島のスタンダード展で出会って以来、ファンです。
壁の隙間から雑草が生えてたり、その意外性と精巧な木彫がとても魅力的で
いつもじいっと見入ってしまう。
一番引き込まれたのは展覧会チケットなどにも掲載されている『睡蓮』。
靴を脱いで小さな部屋に入ると、ふかふかじゅうたんの真ん中に
漆黒のまんまるな水面に浮かぶ木彫の睡蓮。
座り込んで、あるいは寝ころんで!横目線で見る睡蓮の新鮮さ、
しかしそこに水はなく、水面が宇宙のように静かに横たわる。
生き物じゃない、息を止めた、時間の止まったような静けさ。
ああ、これほしい!!!!大山崎山荘所蔵なんだよね、、いくらでしたか!!??

いよいよクライマックス、9月18日(祝)まで。
klokkenさんは好きだと思うので、ぜひ仕事の合間に行くべし!
国立国際美術館はgrafの向かいなので、大阪音痴でもたどり着けるはず(笑)。
(orange99)
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by ichinichisya | 2006-09-05 22:27 | アートのはなし


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